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事業継続力強化計画(ジギョケイ)がまだまだ広まらない理由 ~それでも今すぐやるべき3つの理由~

コラム

行政書士の中村学です。
愛知県を中心に、中小企業が「簡易型BCP計画(事業継続力強化計画=)」を作るお手伝いをしています。

「大事なのはわかった。でも、なんとなく後回しになっている」——事業継続力強化計画(ジギョケイ)の話をすると、多くの経営者の方からこういった声をよく聞きます。

実はこの「後回し」には、明確な理由があります。
そして、その理由を知ることで、
「だからこそ今やるべきだ」という気持ちに変わる方も少なくありません。

今回は、ジギョケイがなぜまだ広まっていないのか、
そしてパソコンが苦手な方やITに不慣れな方でも取り組める具体的な方法まで、
前回の続きとしてお伝えします。

「難しそうだから」を卒業するためのヒントが、きっと見つかるはずです。

なぜ「大事」なのに広まらないのか

正直に言います。私自身、ジギョケイのことを知ったのはほんの数ヶ月前のことでした。

行政書士として仕事をしている私でさえ、
最近まで詳しく知らなかった——それがこの制度の現状を物語っています。


なぜ広まらないのか。その理由は、大きく2つあると感じています。

一つ目は、「防災」という言葉が持つイメージです。

経営者の方は日々、売り上げを上げることに全力を注いでいます。
新しい設備投資、優秀な人材の採用、ホームページのリニューアル
——こういった「攻め」の話題には、自然とアンテナが立ちます。

経営者同士の会話でも、
「この補助金いいよ」
「あの取り組みが効果的だった」という情報が飛び交います。

でも「BCP」「防災」という言葉が出た瞬間、どこか遠い話に感じてしまう。
「やらなきゃとは思うけど、今じゃなくていいかな」と、
無意識に優先順位が下がってしまうのです。


二つ目は、「行政書士でも知らない人が多い」という現実です。

本来、企業の顧問として活動している士業の方(税理士さんや弁護士さん) が
「社長、こんな制度知ってますか?」と伝えることが、最も効果的な普及ルートのはずです。

でも、ジギョケイを詳しく理解している行政書士自体がまだ少ない。
伝える人がいなければ、情報は届かない。そういった構造的な問題があります。

これは「もったいない」というより、「危ない」状況だと私は感じています。

「攻め」だけでは会社は守れない

経営者の方に、一つ質問させてください。
会社に損害保険は入っていますか?

おそらく多くの方が「はい」と答えると思います。

火災保険、地震保険
——何かあった時のために、保険という「守り」をちゃんと備えている。

でも前回もお話したように、保険でカバーできるのはあくまで物的な損害の一部です。

コロナのように人と人が会えなくなる状況、
原材料が手に入らなくなるサプライチェーンの混乱、
線状降水帯による水害——こういった事態は、火災保険では対応できません。

会社経営においても、個人の人生においても、守りがゼロという方はいないはずです。
生命保険に入っていない人はほとんどいない。
それと同じように、会社の事業そのものを守る備えが、今の時代には必要なのです。

「攻め」と「守り」はセットです。
売り上げを伸ばす取り組みと、いざという時に会社を存続させる準備
——この両輪があって初めて、長く続く会社になれると思っています。

「自分でやるしかない」は思い込みかもしれない

ジギョケイの話をすると、

「やった方がいいのはわかった。でも、難しそうで……」

という方が出てきます。

確かに、ハードルがないわけではありません。
申請にはGビズIDプライムというアカウントが必要で、
そのためにはマイナンバーカード、もしくは印鑑証明書の取得から始まります。

「ネットフリックスを初めて使う時のように、アカウント作成から始めないといけない」
——前回、こんな例えをしましたが、まさにその通りです。

一度ログインさえできれば、あとは穴埋め形式で答えていくだけ。
でも最初の入り口で止まってしまう方が多いのが現実です。

さらに、
「パソコンは会社に一台しかない」
「自分はiPadしか使っていない」
「IT操作が苦手で、Zoomも使ったことがない」
そういった方も実際にいらっしゃいます。

でも、だから「できない」ではありません。

どんな環境の方でも、一緒に進められる方法があります

私のサポートは、「GビズIDの取り方がわからない」というところから始まります。

印鑑証明書を取ってきていただいたら、一緒に申請画面を開いて、
ステップを一つひとつ確認しながら進めます。
ログインができたら、今度は計画書の作成ページへ。

質問を一緒に読み解きながら、あなたの会社の実情に合った言葉で埋めていく
——これが私のサポートのスタイルです。

訪問対応も行っています。
愛知県内であれば、直接お伺いして一緒に画面を操作しながら進めることができます。
「Zoomは難しい」「現場に来てほしい」という方も、ぜひ遠慮なくご連絡ください。

また、愛知県以外の方(東京や大阪など)については、
現在、各地域の行政書士と連携を進めています。

「遠くて無理」と諦めないでください。あなたのエリアに対応できる方法を、一緒に考えます。

「興味はあるけど、まだいいかな」と思っているあなたへ

最後に、少し背中を押させてください。

経営者として、売り上げを上げることに全力を尽くすのは当然のことです。
でも、会社を長く続けていくためには、「攻め」だけでなく「守り」も欠かせません。

ジギョケイは、申請自体は無料です。
取っておくだけで

  • 補助金申請での加点
  • 銀行融資の優遇
  • 万が一の災害時における復興補助金の申請資格

——これだけのメリットがついてきます。

「難しいな」と感じたら、一人で抱え込まないでください。
「何から始めればいいかわからない」というところからでも構いません。

まずは気軽に相談していただければ、あなたの会社の状況に合った形でご提案します。

まとめ。「守りの準備」を、今日から始めよう

  • ジギョケイが広まらない背景には、「防災=後回し」という意識と、伝え手の少なさがある
  • 損害保険だけではカバーできないリスクが、現代の経営環境には存在する
  • 「攻め」と「守り」はセット。両方あって初めて、長く続く会社になれる
  • GビズIDの取得から申請完了まで、丸ごと伴走するサポートがある
  • パソコン苦手・IT不慣れな方でも、訪問対応や全国の行政書士ネットワークで対応可能

「いつかやろう」が「いつまでもやらない」になる前に、ぜひ一歩踏み出してみてください。
あなたの会社を守る準備を、一緒に始めましょう。

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