行政書士の中村学です。
愛知県を中心に、中小企業の事業継続力強化計画の策定・認定申請をサポートしています。
「大事なのはわかった。でも、なんとなく後回しになっている」——事業継続力強化計画(ジギョケイ)の話をすると、多くの経営者の方から、このような声をよく伺います。
実はこの「後回し」には、明確な理由があります。
そして、その理由を知ることで、
「だからこそ今やるべきだ」という気持ちに変わる方も少なくありません。
前回の記事では、「なぜ今すぐ取得すべきなのか」を解説しました。
今回は、ジギョケイがなぜまだ広まっていないのか、
そして、パソコンが苦手な方や、
ITに不慣れな方でも取り組める具体的な方法まで、前回の続きとしてお伝えします。
「難しそうだから」を卒業するためのヒントが、きっと見つかるはずです。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)が後回しになりやすい理由
正直にお話しすると、私自身、ジギョケイのことを知ったのはほんの数ヶ月前のことでした。
行政書士として仕事をしている私でさえ、最近まで詳しく知らなかった——それがこの制度の現状を物語っています。
では、なぜ広まらないのでしょうか。
私は、その理由は大きく2つあると感じています。
「防災=後回し」というイメージがあるため
経営者の方は日々、売り上げを上げることに全力を注いでいます。
新しい設備投資、優秀な人材の採用、ホームページのリニューアル——こういった「攻め」の話題には、自然とアンテナが立ちます。
経営者同士の会話でも、
「この補助金いいよ」「あの取り組みが効果的だった」という情報が飛び交います。
でも「BCP」「防災」という言葉が出た瞬間、どこか遠い話に感じてしまう。
「やらなきゃとは思うけど、今じゃなくていいかな」と、無意識に優先順位が下がってしまうのです。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)を知る行政書士がまだ少ないため
本来、企業の顧問として活動している士業の方(税理士さんや弁護士さん) が
「社長、こんな制度知ってますか?」と伝えることが、有力な普及ルートの一つのはずです。
でも、ジギョケイを詳しく取り扱っている行政書士は、まだ多くないと感じています。
伝える人がいなければ、情報は届かない。そういった構造的な問題があります。
これは「もったいない」というより、「危ない」状況だと私は感じています。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)が会社を守る理由
経営者の方に、一つ質問させてください。
会社に損害保険は入っていますか?
おそらく多くの方が「はい」と答えられるでしょう。
火災保険、地震保険
——何かあった時のために、保険という「守り」をちゃんと備えている。
でも、保険でカバーできるのはあくまで物的な損害の一部です。
コロナのように人と人が会えなくなる状況、
原材料が手に入らなくなるサプライチェーンの混乱、
線状降水帯による水害——こういった事態は、
火災保険だけでは十分に備えられないケースがあります。
会社経営においても、個人の人生においても、守りがゼロという方はいないはずです。
多くの方が生命保険などで万が一に備えています。
それと同じように、会社の事業そのものを守る備えが、今の時代には必要なのです。
「攻め」と「守り」はセットです。
売り上げを伸ばす取り組みと、いざという時に会社を存続させる準備
——この両輪があって初めて、長く続く会社になれると思っています。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)の申請は難しい?
ジギョケイの話をすると、
「やった方がいいのは分かった。でも、難しそうで……」
という方が出てきます。
確かに、ハードルがないわけではありません。
申請にはGビズIDプライムというアカウントが必要で、
そのためにはマイナンバーカード、もしくは印鑑証明書の取得から始まります。
サブスクを初めて利用する時のように、最初はアカウント作成が必要になります。
一度ログインさえできれば、あとは穴埋め形式で答えていくだけ。
でも最初の入り口で止まってしまう方が多いのが現実です。
さらに、
「パソコンは会社に一台しかない」
「自分はiPadしか使っていない」
「IT操作が苦手で、Zoomも使ったことがない」
そういった方も実際にいらっしゃいます。
でも、だから「できない」ではありません。
実際にご相談いただく経営者の方の多くは、
『何から始めればいいのか分からない』
『GビズIDの取得で止まってしまった』
という段階でご相談されます。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)の申請をサポートします
私のサポートは、「GビズIDの取り方がわからない」というところから始まります。
印鑑証明書を取ってきていただいたら、一緒に申請画面を開いて、
ステップを一つひとつ確認しながら進めます。
ログインができたら、今度は計画書の作成ページへ。
質問を一緒に読み解きながら、あなたの会社の実情に合った言葉で埋めていく
——これが私のサポートのスタイルです。
訪問対応も行っています。
愛知県内であれば、直接お伺いして一緒に画面を操作しながら進めることができます。
「Zoomは難しい」「現場に来てほしい」という方も、ぜひ遠慮なくご連絡ください。
また、愛知県以外の方(東京や大阪など)については、
現在、各地域の行政書士と連携を進めています。
「遠くて無理」と諦めないでください。あなたのエリアに対応できる方法を、一緒に考えます。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)を今始めるメリット
最後に、少し背中を押させてください。
経営者として、売り上げを上げることに全力を尽くすのは当然のことです。
でも、会社を長く続けていくためには、「攻め」だけでなく「守り」も欠かせません。
ジギョケイは、申請自体は無料です。
取っておくだけで
- 補助金申請での加点
- 銀行融資の優遇
- 万が一の災害時における復興補助金の申請資格
——これだけのメリットがついてきます。
「難しいな」と感じたら、一人で抱え込まないでください。
「何から始めればいいかわからない」というところからでも構いません。
まずは気軽に相談していただければ、あなたの会社の状況に合った形でご提案します。
よくある質問
- Q事業継続力強化計画(ジギョケイ)は自分で申請できますか?
- A
はい、自分で申請することも可能です。ただし、GビズIDプライムの取得や申請内容の作成で悩む方も少なくありません。不安がある場合は、行政書士に相談しながら進めるとスムーズです。
- QGビズIDプライムがないと事業継続力強化計画(ジギョケイ)は申請できませんか?
- A
はい、電子申請にはGビズIDプライムが必要です。まだ取得していない場合は、まずGビズIDプライムの取得手続きを行い、その後に事業継続力強化計画(ジギョケイ)の申請を進めます。
- Qパソコン操作が苦手でも事業継続力強化計画(ジギョケイ)は取得できますか?
- A
はい、取得できます。GビズIDの取得から申請手続きまでサポートを受けながら進めることも可能です。パソコン操作に不安がある方でも安心してご相談いただけます。
- Q愛知県以外からでも事業継続力強化計画(ジギョケイ)の相談はできますか?
- A
はい、ご相談可能です。対応方法は地域によって異なりますが、オンラインでのご相談や、地域によっては提携している行政書士をご紹介できる場合もあります。まずはお気軽にお問い合わせください。
- Q事業継続力強化計画(ジギョケイ)は早めに申請した方がよいですか?
- A
はい、おすすめします。災害や制度改正はいつ起こるか分かりません。また、補助金などで認定が要件となる場合もあるため、必要になってから慌てるのではなく、余裕を持って取得しておくことが大切です。
まとめ|事業継続力強化計画(ジギョケイ)で「守りの準備」を、今日から始めよう
「いつかやろう」が「いつまでもやらない」になる前に、ぜひ一歩踏み出してみてください。
事業継続力強化計画(ジギョケイ)は、会社の未来を守るための大切な備えです。
あなたの会社を守る準備を、一緒に始めましょう。


